令和2年度技術士第二次試験
2020年9月22日(火・祝)
必須科目Ⅰ:12:00~14:00(2時間)
選択科目Ⅱ・Ⅲ:14:30~18:00(3時間30分)
今回の技術士第二次試験は、新型コロナウイルスの影響で、
試験日が延期されるという大変珍しい年の試験でした。
結局、日本技術士会は9月の連休に開催と踏んだわけですが、
こればっかりはいつ開催したらいいのか正解がわからないご時世ですので、
やって良かったという結論しかないでしょう。
それでも無事試験までやり遂げたのは立派ですね。
私が運営の立場なら躊躇してしまいそうです。
さて、いつもなら午前中からの試験ですが、今回は昼(12時)からの強行?スケジュールでした。
こんな貴重な体験もなかなかないので受けられた方はラッキーですね。
今後の武勇伝にもお使いください。
今回は、ほぼ休み無しで5時間30分で600字詰用紙を9枚分を
書ききる忍耐力も試されるという試験だったと思います。
長時間の試験でしたので、身体にどこか不調が出てもおかしくないなぁと思っておました。
(かくいう私も試験日前の1週間程、連日、椅子に座っての長時間の勉強から、お尻の持病が再発していましたw)
私は試験が終わった当日は、何ともなかったのですが、翌日と翌々日は、試験中ずっと下を向いて記述していたので首が凝り固まっていてせいか、日常生活に支障が生じておりました。
首が痛いのなんのって、歳をとったな~って実感しました。皆さんはどうでしたか?
試験日当日~試験開始まで~
それでは話を戻しまして試験日当日は、いつもどおりの?
5時起床でして、起きてから、かるーく今まで覚えたところの復習をしておりました。
といっても1時間程度ですが。。。あとはダラダラしていました。
集合時間が11時45分で10時45分から入室可能と受験票に記載がありましたので、
あまり早くいってもなぁと思いながら、ぼちぼちのタイミングで家を出ました。
11時会場到着し、取り敢えず会場ビルの中へ入ると、人の列が!
これは20名もいなかったかな。
この列は、会場の試験室案内の用紙を取るのと検温していない人は検温するよーの列でした。
ちなみに今回は、受験票に当日の朝の体温を記入することとなっておりました。
この列は、ものの数分で終えることできましたが、本当の地獄はここからでした。
私が受けた会場は11階から16階が会場となっていて、
案内用紙を確認しますと(機械、電気電子、資源工学部門、上下水道、水産、経営工学部門)の人達が対象の会場でした。人数が多い建設部門だと単独会場でしょうか?
エレベーターに乗るためだけに一回外までぐるっと列を作って待つという、何とも密な状態でしたのでどうにかしてほしかったです。
おまけにエレベーターに乗る人数は制限するという何ともな対応が残念でした。
非常用階段は低層階の利用者とかがいてだめだったのかぁ。
しかも、11~14階と15~16階の会場別にエレベーター待ちの列があるという変なシステム。
明らかに15~16階の列に並んでいる人が少ないのに人数割りはどうなっていたのでしょう。
ようやく11時25分頃にエレベーター乗ることができまして、14階に到着後そこからは非常用階段で該当の会場へ行くと1/5くらいの人が着席していたと思います。
私の席は入り口に近く、前から12列ほど、長テーブルに2人といったところ。
しかしながら通路側の人の方が距離が近いという変なことに。
また、前後の人との距離が一番近くて、これはコロナ対策されてないだろうと思いましたね。はい。
しかも、試験中は以前では当たり前だった携帯の電源をオフしなさいとのアナウンスがありました。
これだとCOCOAのアプリが反応しないよなーとか思っていましたので、
今回ばかりはサイレントモードとかに設定して電源は切らないほうがよかったのではないでしょうか。
11時45分の集合時間になってもエレベーターのせいでしょうか、
空席がポツポツと目立ちます。
試験開始の12時にはさすがにいつも通りの出席率だったと思います。
私の席からは100名ほど見渡すことができまして、女性は前方を見渡すと5名ほどで、
全体の欠席も7名ぐらいでした。
試験開始前には私の席の前後左右は、埋まっておりました。
あと12時の試験開始前に試験官から試験問題の注意事項について訂正があるということで
前のホワイトボードで書かれているけど、見えるわけないじゃん。
前方のホワイトボードの近くの人しか見えていませんよ、それ。
そこで受験者から見えないので読み上げてください!の一声が。
近くに補助監督員が来て、数回読み上げてくれました。
それで内容は分かったのですが、しばらくして試験官から読み上げるのは禁止されているので提示してくださいとの指示が。
これね、本当にアホかと思いました。
運営のミスで訂正しているのに、9割以上の人が見えないホワイトボードに書いて(印刷してくれていたら多少は見やすいと思うのですが)挙句に読み上げするなと。
振り返ってみると、試験が始まる前から無駄にグダグダだったので多少の怒りが込み上げてきました。
試験開始~必須科目Ⅰ~
試験開始までバタバタしていたので今まで一番、特に緊張もなく、あっ始まった。といった感じで試験が始まりました。
2つの問題から1題を答えるもので、
Ⅰ-1は健全な水循環構築についての課題解決
Ⅰ-2は上下水道事業の安定的に継続させるための課題解決
わたしは水循環系は専門でもなく特に勉強もしていなかったので、迷わずⅠ-2を選択しました。
去年の私なら、この辺りをよく勉強していて暗記もしていたのでスラスラ書けたと思いますが、
今回はあまりやっていなかったので、何とかヒト、モノ、カネについて記述していき、
広域化(連携)を推進するべきということをつらつらと述べました。
しかしながら、下書きに40分ほど時間をかけてしまっていたので、
焦りながら下書きを転記したり文章を練って記述してなんとか時間ぎりぎりで書ききりました。
解答用紙の最終ページは結局7行も余りました。特に書くこともなかったので仕方ありません。
試験終了10分前にアナウンスがあり、エレベーター待ちで会場入りが遅れた人は手を挙げてくださいとのこと。私は周りを見渡すほどの余裕がなかったのですが、何名か居たと思います。
遅れた人のみ5分の延長が許されまして、14時までの人は5分間じっとしていました。
終わった際には前方へいつも解答用紙を提出していたのですが、今回は試験官が回って用紙を回収となりました。
次の選択問題の開始は5分遅れて14:35からとなりました。
~選択科目Ⅱ~
Ⅱ-1は4題から1題を回答するもので、
Ⅱ-1-2:塩素処理の目的、実施方法、留意点
Ⅱ-1-3:直結式給水の方式、拡大効果、留意点
Ⅱ-1-4:ウォータハンマ発生の仕組みと防止
私はⅡ-1-1の紫外線処理について記述していきました。
今となっては、他のを選んでおいたほうがよかったかなぁと思います。
あまり的確な解答となっていないようですので、自己評価は低いです。
ちなみに1枚ものでしたが5行余ってしまいました。これも仕方ありません。
Ⅱ-2は2題から1題を解答です。
Ⅱ-2-1がリスクマネジメント業務について
Ⅱ-2-2が横流式沈澱池のフロック流出改善について
フロック流出は全く勉強していなかったので、迷いなくリスクマネジメントを選択しました。
何だか自信がありませんでしたが、リスクマネジメント=水安全計画と考えて記述しましたが
どうでしょうか。
ちなみにこれについては2枚ものでしたが、最終行まで書きました。
~選択科目Ⅲ~
Ⅲ-1が配水区域再編についての課題解決
Ⅲ-2が浄水施設の更新・機能強化についての課題解決
Ⅲ-2が浄水施設という制限があったのと強靭の観点に関してということがあったので、
仕方なくⅢ-1を選択しました。
これも的確に書けていないと思いますが、今まで覚えたこと、勉強したこと、経験から何とか文章を繋げていき、最終行近くまで書いたと思います。メモ書きに最終行の11マス以上としか書いていなかったのでよくわかりません。
ちなみにⅢの解答は、15:55~17:35とメモしておりました。
18:05までの試験でしたので、30分前に選択科目を終えましたので、あとは見直しをしておりました。
ここで何か所か、訂正があったのできちんと見直すことは重要だと思いました。
また、復元のこともあって問題用紙の余白に1枚分と重要なところを転記しました。
~試験後~
何だか今まで受けてきた中で、一番あっという間に過ぎた試験でした。
今回は初めて、選択問題をⅡ-1、2、Ⅲと順番に記述していきました。
あまり手ごたえはありませんが。
退出の際にも受験番号によって時間差で退席し、エレベーターを待つということに、帰りは比較的早かったと思います。
地下鉄に乗って、近くのスーパーへ行きビールとつまみを買って家で自分を労いました。
翌日が仕事だったので、ほどほどにして1日があっという間に過ぎました。
論文の復元もしないとなとか思いながら、ある程度問題用紙に書いているのでボチボチ復元しなきゃなと思います。
~自己採点~
必須科目Ⅰ:B
選択科目Ⅱ-1:B-
選択科目Ⅱ-2:B+ ⇒合わせてB
選択科目Ⅲ:B
昨年度のほうが自信があり、今回はあまり自信がありませんが自己評価としては
オールB判定です。手応えはございません。受かっていればラッキー程度です。
筆記試験合格発表が令和3年1月8日(金)予定となっておりますので、
あまり期待せずに待ちたいと思います。
以上が試験当日の回顧録となります。
そういや令和元年度の回顧録が下書きのままになっておりますので気が向いたときに更新したいと思います。
それでは、読みづらい長文をここまで読んでいただきありがとうございました。
積極的にリスクを負うことは未来のリスクを最小限にするということ